2015/12/01

キャメル肌掛け布団のピンチ!


キャメルの肌掛け布団の中わたは、フタコブラクダの良質な毛を100%使用しています。
細かくて柔らかな産毛だけを使用したこちらは、弊社の看板商品であり、定番中の定番の品物です。
保湿性や通気性の高さにも関わってくる「中わた」はこの商品の命です。

その中わたに問題が発生したと連絡が入りました。
「今まで問題なく進んでいキャメルのわたの加工がうまくいかず、生産がストップしてしまっている」。「わたがベトベトしてしまい、うまく粉砕できない」ということでした。

私は中国出張中でしたが、帰国後茨城県の工場へ朝一で急行し、状況の確認をしました。

キャメルの原毛の塊(ベール)をほぐす際に、静電気防止のために少量の水をかけるのですが、それが原因で、わたの中がネバネバしてしまったよう…。

粉砕工程を1回から2回に増やしてはどうか?細かくすることで布団綿になるのでは?
粉砕機から粉砕機まえが離れているため、一度粉砕した綿を大きな袋に入れ、再度別の粉砕機に移動する…大変手間のかかる作業だが、やるしかない。

原料商社の担当者も製造メーカー社長も私も、キャメル綿にまみれながら、
袋に細かなキャメル綿をただただ詰めて、別の粉砕機へ運びました。

これがうまくいかなければ、別の粉砕機を持っている会社を今から探さなければならない。
でも、日本で布団製造メーカーはほとんど残っていないし…。
原料商社と一緒に、再び中国奥地に飛んで何か手を打つしかないか…
など、不安な思いを抱きながらみんな真剣に粉砕機を見つめていました。

すると、カードに綺麗な薄い綿が流れてくるのが見えました。
よかった!
これが何層も問題なく進めば、もとのミルフィーユ綿の復活です。

うまくいきました。
幾層にも重なったキャメルわたを見て、私はホッと胸をなでおろしました。

トラブルは解消!

工程が増えたことにより、コストが上がってしまいましたが、製造が無事にできて本当に良かった。

原因は、柔らかく良質なわたを使用しているために、水分を加えることで塊ができてしまったことでした。

いい原料を使用しているからこその問題でした。
天然原料の難しさを改めて痛感したのと同時に、
一緒に頑張ってくれた製造メーカーさん、原料業社さんに感謝の気持ちでいっぱいでした。

とはいえ、これで一安心です。
商品をお待ちいただいているお客様、誠に申し訳ありませんでした。
無事、問題も解決しましたので、良質なキャメル肌掛け布団を引き続きお届けいたします。