2015/03/21

私が国内メーカーを潰しているのでしょうか?


私には、もう一つ心を痛めていたことがありました。
私は先に中国工場を見ることから繊維産業に入っていった為、
日本全国にある各産地メーカーさんについては、全然知らず、あとから人脈を作ったのでした。

1990年代に中国製品を扱っていた我が社は、メーカーからは疑心暗鬼の眼で見られていたのです。
私も最初は門前払いされ、何回も通うことで、
仕入れはできないけど、飲み友達になることから仲良くなっていきました。

しかし・・・当然時代の流れの中で、倒産、廃業していったのでした。
あんなに消費者の為に、一生懸命頑張って製品を作っているのに、倒産、廃業していくのである。

理由は「高いから」・・・
そうです。我が社のような中国製品を大量に仕入れて、
大量に売っている業者の存在が、間接的に日本のメーカーを潰しているのです。

時代の流れから言えば、SPA(生産小売=ニトリ、ユノクロ等)やPB商品(大手量販、ホームセンターの直接生産)が
現在主流になっているので、時間の問題だったのかもしれないのですが・・・

当時の私はギフト通販業者や地方問屋さんしか顧客を持っていなかったため、
日本製はなかなか買ってもらえませんでした。 私:「○○産地のメーカーさんと、この商品○○を開発しました!」

「機能は○○○で、このような○○○の特徴があり、

消費者にはこのような○○○のシーンで使ってもらうと喜ばれるのではないかと?」

バイヤー:「いいね〜。やっぱり日本製はいいわ。」

私:「ですよね。やっぱり日本の職人さんは消費者のことを考えて作ってますからね。」

バイヤー:「ところで掛率はどのくらいなの?」

私:「○○掛が精一杯です。」

バイヤー:「○○掛?高いわ〜」

私:「いやいや日本製で、簡単に作れる製品ではないですし・・・」

バイヤー:「いいと思うんだよね、個人的には。でも上からのOKがもらえるか・・。」

「中国製のこの商品で押してみるわ。」

私:「・・・・・」
こうゆうやりとりは、全国を走り回っている営業マンであれば、多々経験されているのではないでしょうか。
日本製品に対する情熱が足りなかったと言うこともできますが、
私も含め、消費者が圧倒的に少しでも安いものを買おうという風潮になっていたのでした。

売る側は赤字で20%OFF、30%OFF・・・50%OFFとチラシに打てば、簡単に売れたのでした。
商品を見て買うのではなく・・・チラシの赤字を見て買うのです。

やまちゃんの師匠との出会いへ続く・・・