2015/05/22

キャメル掛カバーのサンプルは上出来


F社長の工場ではすばらしいカバーを製造しています。

特にスーピマ綿(綿の中では最高級の超長綿といわれる綿)で編んでいるカバーがとても気持ちいいのです。
布団にこのカバーをつけるときっと布団に入るのが大好きになると思います。
この技術で私のキャメル20%トルファン綿20%の糸を使ってカバーを作れば、最高のカバーができると思ったので、依頼をすることにしました。

サンプルの段階では F社長「結構いい感じでできたよ。」

私(サンプルを見ながら)「すごいです。これは気持ちがいい。」

F社長「難しいと思ったけど、うまくいったわ」

私「これは絶対売れますよ。」
キャメルあったか掛カバー

早速わが社のキャメルチラシに掲載し、カタログ通販の大手さんにも決定・・・

しかし、本番ロットの時に、いきなり電話がっかってきたのです F社長「あかん、キャメルの糸切れるわ!」

私「ええっ??嘘・・・なんで、サンプルうまくできたじゃないですか・・・」
私はすぐに奈良に飛び、現場を見せてもらうことにしました。
機械に糸を乗せるために、糸を巻きなおしの作業をする段階で糸が切れていました。 しかも、1時間に多くて5回も切れてしまう。 現場の工場長「これじゃ・・仕事になりませんよ。」 すぐに紡績メーカーに連絡を入れ、状況説明をしたが・・・原因がまったくわからない。 私「とにかく、現場に来てくれ!」 と懇願し・・・それから紡績メーカーは工場に2回ぐらい足を運んでくれたのですが。。。まったく解決ができませんでした。 私「社長、またっく解決方法ないですか?」

F社長「・・・ないわ」

私「うわ〜チラシ5万部まいてしまった後です・・・・大手のカタログ業者にも決定している・・・どうしよう。」

F社長「糸はできる限り、巻いて・・・生地は使えるところだけで生産するしかないわ」
キャメルの糸は動物の毛を使っているため、
毛が抜けるタイミングでの、気候やそのらくだの栄養状態によって糸質が変わってしまうのです・・・
また毛にするロットもとれる地域によって、その毛質も変わってきます。
ですので、獣毛商品は作るのが難しいという理由があります。

おそらくサンプルの糸はすごく毛質のいいキャメルの毛だったためにうまくいき、本番ロットのキャメルの毛質は悪かったのだろうと予想します。
だから糸切れが多く発生してしまうのだ・・・
そんな事を思っても・・・あとの祭りでした。

・・・つづく