2015/05/28

キャメル掛カバーが売れてしまう


キャメル掛カバーのサンプルは上出来の続きです。
まず、新規取引が始まる大手カタログ通販の会社にすぐに向かい、ガタログから外してもらうように懇願しました。

一番期待していたらしく、大変残念に思ってくれていました。
キャメル掛カバーが製造で問題がなくなれば、一番に知らせて欲しいとうれしい返事まで頂くことができました。

最終紙面校正のタイミングでなんとかギリギリ間に合うことができました。

製造の仕掛かりが一週間でも遅かったら、新規取引先に大迷惑をかけていたところです。

らくだの神よ・・・ありがとう。

問題は既に撒いてしまったオーガニック生協への5万部のチラシです。
回収はできません。
デリバリーも予定どおりしなければならない。
困った・・・・

再び奈良のF社長のもとに相談に行きました。 私「なんとか生地を織ってもらって、使える部分だけで、製品にしていただけないでしょうか?」
F社長「う〜ん。何枚とれるかわからんぞ」
私「わかっています。でもチラシ初回からまったく商品がないことが問題になってしまいます。」
F社長「わかった。やれることだけは、やってみるわ」
キャメルあったか掛カバー

このF社長の決断は実は大変なことなのです。
糸の巻き返しも切れるので、自動にはできず、
工場の人はいつ切れてもすぐに結ぶ為に、機械から離れることができません。
(その分他の仕事を犠牲にする)
編み工程に入っても傷が多くできてしまいます。

そのたびに織機を止めて調整をして、再び編むということを繰り返すので、編み工程の人も織機にへばりつき、機械から離れられない。

(編む工程ではもちろん、いかに傷がなく多く編めるかが工場の目標なので、完全に採算割れです)
その上、傷の原反がたくさん出るので掛カバーには長さが足りない部分は枕カバーにしてもらい、なるべく原反を捨てないようにも協力をしてくれたのです。

チラシのデリバリーが始まりました。

キャメルの掛カバーは高額なので、バンバン売れるものではないものの・・・・コンスタントに売れていきました。
在庫に限界があるので・・・胃が痛い・・・
・・・・結果は、なんとダブルサイズが2枚残っただけ。

枕カバーも多くできていましたが、あとは完売。
今回も、らくだの神様がギリギリ大きな問題になる直前で防いでくれた。
私はなんとついているのだろうか。
なんといっても、F社長に感謝をしました。

本当にありがたい。
こんなお願いは普通受けてはくれないだろう・・・

キャメルの掛カバーの再チャレンジは糸の問題が解決するまで、暫くは無理ですが、 数限りのある中でお客さんからは本当に暖かいと好評でした。

それは、キャメルの暖かさももちろんあるが、F社長の商品製造の想いと各現場で頑張ってくれた工場の方々の努力と熱い想いがこもっているからだと思います。

幻のキャメル掛カバー・・・いつかきっと製品化してみせます。