2015/05/31

キャメルあったか下着への道


我々繊維業界というのは結構細分化された業界です。
我が社は寝具専門でスタートしているので、タオル業界とも微妙に違います。

製品を作れないわけではないのですが、タオルはタオルの生産ロットと販売チャネルが存在し、寝具は寝具のロットと販売チャネルが存在します。
私もタオルをチャレンジした事があるりますが、寝具とは違いロットの桁が違います。
また、難しいのはフェイスタオルはよく売れるのに、ハンドタオルやウォッシュタオルはなかなか売れないという現状です。

なのに生産ロットはハンドタオルやウォッシュタオルの方が多いのです。
逆に我が社はタオルケットやタオルシーツと同じ感覚で売るため、タオル専門業者より超大判バスタオルを売るのが得意です。

ですので、タオルはまだ近い業界ですが、下着ともなるとまったくわかりません。
寝具ではなくアパレル業界に近く、生地も違えば、縫製もまったく違うのである。

ただ・・・日本一のキャメルメーカーになるなら、是非下着はチャレンジしたい。
「らくだのモモヒキ」がイメージ的にはいいのです。
その為には、何が何でも下着は外せない。ただ・・・誰を訪ねれば良いかわからなかったのです。

何となく、ニットの生地だろうというのはわかるのですが、誰に編んでもらい、誰に縫製してもらうか?
生地はオーガニックコットンのパジャマを作ったことがあったので、ニット製造ブローカーさんに頼むことにしました。

とにかく暖かい下着にしたいと要望したところ。。。
3重袋織りという編み方が一番暖かいという回答をいただきました。

1重目と3重目は肌に触る部分なので、トルファン綿80%キャメル20%の糸で編み、間にナイロンを織り込むという生地です。

但し・・・ロットが大量でした。中をポリエステルにすれば、ロットが小さくなるのであるが、少し硬くなってしまうそう。

それでは納得がいきません。
アウターならまだしも、インナーである。しかも肌に触れるものです。

私はナイロンにこだわりました。

初回のみ、なんとか頼みこんで、たまたま編みメーカーに他のオーダーで少し余りそうなナイロン糸が使えるということで、小ロットでキャメル下着の生地を編むことが可能になりました。

2ヶ月後ぐらいに・・・ようやくできました。
初めてのキャメル下着用の生地です。

寝具ではありえないぐらい柔らかくて暖かそうな生地でした。

キャメルあったか肌着8分袖

次の問題は縫製メーカーを探さなければならないことです。
困っていたが、困った時こそ・・・出会いの神が光臨するのです。

ブログでも登場している、酒豪の奈良のF社長が実は縫製メーカーを教えてくれたのでした。
しかも一緒についてきてくれると。とても心強い。

F社長は開発能力が業界ではNo1ぐらいの実力者であり、尚且つアパレル業界のことも糸や生地についても勉強しているのだろう。
だからこその紹介であると思いました。

しかし。。。。F社長のような酒豪だったらどうしよう。という不安もありました。





・・・・つづく