2015/07/03

南方系のアラブキャメル


アルハブ種

イエメンでもっとも知られたラクダがアルハブ種。
イエメン北部に勢力をもったアルハブ族の名前からこの名が来たといわれています。
その黄色い体毛と優美な姿は部族の誇りとなっています。
マジュド種

イエメンの南部、タイッズより西に降りた丘陵地からティハーマ平原にかけて、マジュドの地名があります。この辺りの遊牧民が育成した優良種がこの種になります。
ジュラシュ種

ジュラシュ一族は農業に従事し、そのラクダを農業用に使用していました。
特に灌漑用に用いていたことから、頑丈で力の強いラクダで、ジュラシュラクダは主に「使役・駄用ラクダ」の意味としてアラブに広く知れわたっていました。
シャダニー種

イエメンに生息するラクダであること以外、あまりわかっていません。
一説ではイエメンに「シャダン」という地名があり、その地の産のラクダを意味する説があるという程度です。
ダルーウ種

アラビア半島の中央から南方にかけて生息しており、
ダルーウ種は典型的な砂地用のラクダで、砂漠に適応し、砂漠を渡るのに最も適したラクダであるとされています。
キャメルにも種類がいろいろあり、こんなに適応の仕方が違うとは・・・・
ただ生息地以外あまり特徴もわからないラクダもあるというのは、部族や民族の名前だけが残り、日本の家紋のように名前を残すことが、重要だったかもしれないですね。

昔は部族間の抗争も多かったそうで、地名や部族名がそのままラクダの名前として使われていたことも予想できます。
日本でもその地域独特の馬が飼育されているように。
競馬用に早く走ることだけを求めて飼育された馬もいれば、北海道の道産子用の農業や重い荷物を引きながらレースをする馬もあります。
東北には脚が短いがその地域独特の野生馬として有名な馬もいます。

いろいろな特徴のラクダがいるのは、それだけラクダが愛されていたからですね。